Q&A Q&A

置き場所

Q. どんな置き場所がいいの?

A.

基本的には直射日光を避け、レースのカーテン越し程度の光の当たる場所が適当です。
空気の流れが滞るような場所では病害虫が発生しやすくなりますので、できるだけ風通しの良い室内が良いでしょう。
冷暖房などの風が直接当たる場所は避けて下さい。 冬場は植物の耐寒温度以上を保つようにして下さい。

Q. 窓の無い暗い場所に置きたいんだけれど…

A.

植物は、基本的には本が読める程度の明るさが無ければ生育できません。
耐陰性の高い植物であれば、徐々に慣らしていけば、比較的暗い場所にも対応できますが、やはり基本的にはレースのカーテン越し程度の明るい場所が適当です。
照度不足の場合、葉色が悪くなったり、間延びしたり、樹勢が悪くなってきます。
また、根腐れしやすいので、できるだけお水は控えめに管理しましょう。

【参考記事】
暗いところはNG! トイレ・玄関は意外と暗い​​​​
 

Q. 外に置いてもいいの?

A.

必ず室内で管理して下さい。人間の日焼けと同じで、いきなり直射日光に当てると葉焼けしてしまいます。また、雨水が鉢内に入り込むことも良くありません。

Q. お風呂場に置きたいんだけど…

A.

お風呂場は、使用していない時との温度差・湿度差が激しく、特に冬季の冷え込みにより植物が凍傷を起こしやすいため、おすすめできません。
置くのであれば春から秋口まで、また湿度を好むアジアンタム・ネフロレピス・プテリスなどが良いでしょう

Q. 出窓などの窓際に飾りたいのですが?

A.

レースのカーテンなどがあれば、春から秋までは植物にとって大変良い場所です。しかし、冬場の夜間の窓際は意外に寒いもの。秋口から春先までは、窓際から遠ざけた場所に置きましょう。

水やり

Q. 水はどれくらいあげればいいの?

A.

ハイドロコーン・炭植えの場合は、前の水が完全に無くなったら、鉢底から1/5 程度の水を与えます。
セラミス・エコスギの場合は、用土の表面が白っぽく乾燥したら、器の容積の1/5 程度の量を与えます。
水の継ぎ足しは根腐れを引き起こしますので、必ず前の水が無くなってから次の水を与えて下さい。

Q. 水はどんなタイミングで与えるの?

A.

基本的には鉢内の水が無くなってから与えますが、水を好むシダ類やヤシ類などは、前の水が無くなったらすぐに与えます。
サンスベリアやサボテン、多肉植物などは、前の水が無くなって数日してから与えます。
このように植物の種類によってタイミングは変わりますが、季節や置き場所などによっても変わってきます。植物の様子をよく観察して、水やりのタイミングを見つけて下さい。

Q. 何日おきに与えたらいいの?

A.

植物の種類や季節、置き場所などによって水の減り方は変わりますが、与えた水の量は多過ぎてはいませんか?
おおよそ器の容積の1/5程度の水を与えます。
もし与え過ぎであれば、用土の表面を押さえながら鉢を傾けるなどして、余分な水を捨てて下さい。

Q. 水が臭くなってきたんだけど…

A.

水の量が多過ぎたり水継ぎ足しをすると、水が腐ることがあります。
一度中の水を全て捨ててから、流水をそっと注いで、用土の表面を押さえながら鉢を傾けるなどして、中の水を捨てるというのを繰り返し、鉢内をきれいにして下さい。
必ず規定の水量を目安にして、水の継ぎ足しはしないようにして下さい。

Q. 水は霧吹きであげてもいいの?

A.

霧吹きでは表面が湿るだけで、根まで水が行き渡りません。必ずまとまった水を与えて下さい。

Q. 葉水は与えた方がいいの?

A.

葉水は、乾燥防止や病害虫発生防止に大変効果がありますので、時々霧吹きなどで葉水を与えましょう。
また、シダ類などの葉水を好む植物には、こまめに与えると良いでしょう。

栄養剤

Q. 栄養剤や肥料は、いつ与えるの?

A.

出荷の際には、当分必要な肥料は与えてあります。
栄養剤や肥料を与える際は、植物の生育期にあたる春から夏にかけて、市販の液体肥料などを規定の10 倍以上に薄めて、水やり変わりに与えて下さい。

Q. 植物の元気が無いから与えたんだけど…

A.

植物の元気の無い時に、栄養剤を与えるのは逆効果です。根に栄養を吸収する力が無く、逆に肥料負けしてしまうからです。
先ずは鉢内に水を注ぐなどして、栄養剤分を洗い流して下さい。
植物の元気が無いのは、他に原因があるはずですので、原因を探して対策をしてみましょう。

Q. どんな栄養剤がおすすめなの?

A.

市販の土用の液体肥料であれば、表示希釈の10倍程度に薄めて使うのが基本です。
“ハイドロカルチャー用”であれば、薄めずそのまま使えるので簡単です。
また、葉面散布タイプの活力剤もおすすめです。固形の物は使用しないで下さい。

その他

Q. ハイドロコーンやセラミス・グラニューの表面に、白いカビのようなものが生じてきました

A.

白いものがフワフワした感じのものであれば、恐らくカビの可能性が高いでしょう。高温多湿の場所に発生しやすいので、水を控え目にして、できるだけ風通しの良い場所で管理して下さい。
白いものが粉のようなものであれば、肥料分や水道水に含まれる塩類やミネラル分が蒸散と共に表面で乾燥したものです。植物の生育上問題はありませんので、溜めすすぎの要領で鉢内を度々洗浄すると、つきにくくなります。
また、気になる部分をザルなどにとって、しっかりと水洗いして乾燥させても良いでしょう。

Q. きちんと水を与えているのに枯れてしまうのは?

A.

冷暖房の風が直接あたる場所に置いていませんか?常時風が当たっていると、根から一生懸命水を吸っても、葉から蒸散する量が多過ぎて乾燥してしまいます。
直接風が当たらない場所へ移動し、霧吹きなどで時々葉水を与えて下さい。葉水は乾燥を防ぐためだけでなく、ハダニ等の害虫が付着するのを防ぐ効果もあります。

Q. 大きくなってきたので植替えたい

A.

植替えのタイミングは、植物と器のバランスが悪くなった時や、器から持ち上がってくる程根が張ってきた時に、植物の生育期にあたる春先から夏の間にかけて行ないます。
基本的には同じ植込材料で、鉢は現在植えられている鉢より一回り大きい鉢を使い、ニ~三年に一回程度除々に大きくしていくようにして下さい。
植替えは植物にとって大変体力を消耗する出来事ですので、短期間に何度も植替えないように
して下さい。
また、植替え直後に栄養剤等を与えるのは禁物です。根がしっかりと落ち着くまではそっとしてあげて下さいね。

Q. 棒タイプのサンスベリアの芽が出てきましたが、棒状では無いのですが。

A.

棒タイプのサンスベリアの芽は最初葉っぱのような形ですが、成長するのに従ってだんだん丸みを帯び、次第に棒状に育っていきます。

Q. 葉の色が悪くなってきたけど、原因はなんでしょうか?

A.

植物の葉の色が悪くなる原因はいくつか考えられます。

①害虫がついた
葉の緑色が抜け、表の葉が白くカスリ状になっている場合は、ハダニ、コナジラミの可能性が高いです。
ハダニは葉の裏に潜む赤い小さなクモの仲間です。
葉をゆすると白いムシが飛ぶ場合はコナジラミです。

【参考記事】


【閲覧注意】ハダニのついたポリシャス


②根腐れの場合
この場合は大抵、葉先から枯れてくる場合が多く、そのほかは茎の付け根から腐る場合、幹から腐る場合などがあります。
その後葉は枯れ落ちていく場合がほとんどです。
根腐れしている場合は、水が腐って根も腐敗臭がすることがほとんどです。
器を洗い、傷んだ根を取り除きます。
水の継ぎ足しによることが多いので水やり方法の確認をしましょう。


③肥料分が不足
根はキレイで、腐敗臭もしない、けれど葉全体から色が抜けている場合は肥料分が足らないと思われます。ハイドロカルチャー用の栄養剤などを与えるとよいでしょう。
ただし栄養剤や肥料を与える際は、真夏と真冬を避けた植物の生育期にあたる春から初夏にかけてにしましょう。

④日焼けした場合
夏の直射日光に当てた場合、葉が日焼けをして白く抜けたようになることがあります。
観葉植物は温室の中で育っています。直射日光は避け、レースのカーテン越しの光程度がよいでしょう。
(逆に日光不足の場合は黄緑色になる傾向があります)

などが代表的な原因となります。
ただし上記に当てはまらない場合もあります。